中小企業診断士だからこそ事業承継を支援する
2013/07/7 カテゴリ:事業承継
こんばんは。中小企業診断士の土田正憲です。
中小企業診断士協会の会員には、毎月、「企業診断ニュース」という雑誌が送られてきます。
今月の企業診断ニュースは、「診断士が知っておきたい事業承継の知識」と題した特集が組まれており、事業承継支援を専門としている私にとって大変興味深いものでした。
とりわけ興味深かったのは、中小企業診断士が事業承継支援においてどのように取り組んでいくべきかということ。
私は常々、中小企業診断士こそ事業承継支援においてその力を発揮できると思っていますし、そうあるべきだと考えています。その理由は、事業承継は自社株や事業用資産の承継だけでなく、経営そのものの承継があり、それこそが本質だからです。しかも、承継後、その企業が成長軌道に乗ることが重要なのです。そういう意味で、事業承継支援は、経営全般の知識を持ち、経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家である中小企業診断士が強みを発揮できる分野である考えているのです。
私は中小企業診断士登録した平成20年から事業承継支援にかかわり、昨年3月には事業承継サポート室を立ち上げました。さらに、尊敬する中小企業診断士の先生方からのお声掛けもあり、先月、所属する診断士協会において事業承継研究会を立ち上げさせていただきました。今後さらに中小企業の事業承継を支援していきます。あ、そうそう、昨年は事業承継アドバイザーの資格も取得しました。
ただ1点、これは企業診断ニュースの中でも触れられていましたが、「事業承継を支援してほしい」という依頼はほとんどありません。経営革新や経営改善などの支援から事業承継支援へと進んでいくことが一般的なのです。この点は税理士など他士業と中小企業診断士の大きな違いでしょう。
ううん、このブログを書いていると、やる気がわいてきます。
ともかくも、中小企業診断士として使命感を持って支援に臨みます。