美容室の経営戦略 Archives
今週は専門家派遣による経営支援からスタートした。
支援先であるお客様は個人の小規模企業。このたびの支援を通じて経営計画書を作成した。当社にとって初めての経営計画書である。
この計画書はA4・2ページと表紙から成るシンプルなものであるが、明確な目標を立て、現状とのギャップから経営課題を設定、そしてその課題を解決するためのアクションプランを策定した。実施にあたっては小規模事業者持続化補助金にチャレンジする。
ところで、経営とは、自社の未来像(あるべき姿、目標)と現状(今の姿)とのギャップを埋めていく取り組みである。よって、自社の未来像が明確でない、もしくはないという状態では経営とは言えない。社長はまずもって自社の未来像を明確にすべきである。そうすることで現状とのギャップ、すなわち経営上の問題点が浮き彫りになり、的確な課題設定ができるようになる。また、経営計画書はこのギャップを埋める方策を明示したものである。社長は企業規模の大小を問わず自社の未来像の明確とともに経営計画を策定しなければならない。「忙しくて作る時間がない」とは言っていられない。
さて、今回の支援は今日で終了した。今後は引き続き支援機関がフォローしていくことになった。お客様の発展を心より願うとともに、支援に携わらせていただいたことに感謝申し上げたい。
美容室の企業再生支援の依頼が増えている。
詳しい記載は控えるが、どの案件も集客などの販売促進だけでは対処できず、事業構造の見直しまで踏み込まなければならない状態である。金融調整を含めた経営改善計画を策定し、それにそった抜本的な改善に取り組む必要がある。
私は現在、中小企業診断士として様々な業種の会社を支援しているが、もともとは美容室専門の経営コンサルタントとして独立した(当時は中小企業診断士の資格はない)。このため、美容室業界における事業展開の変遷や取り巻く客観情勢の変化、そして経営者のものの見方や考え方の特徴をよく理解している。美容室経営に詳しい中小企業診断士としてお客様の経営改善に向けた判断と決断を支えていきたい。
今、ジェトロが海外展開支援を希望するサービス業を募集しています。
対象業種には、理美容業も入っています。また、対象国は下記のとおりです。
・中国:北京、上海、広州、香港等
・韓国
・東南アジア:シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア等
・北米、豪等
支援内容を確認すると、出店予定国についての情報提供や進出に関するアドバイス、パートナー探しや現地視察。調査等のサポート、現地海外投資アドバイザーやリテイナーによるアドバイスとあります。
ある美容室のこと。オーナーのご子息がアジアに美容室を出店しました。しかしその際、言語のみならず文化などの違いからかなり苦労されたそうです。
海外展開には進出予定国についての情報収集は不可欠。まずはここからスタートとなります。海外展開を検討している理美容室は、このジェトロの支援策を活用してみることも一つの手です。
詳しくは下記のURLからご覧ください。
ちなみに、応募締め切りは2月18日(月)までです。
■ジェトロ サービス産業個別企業支援
http://www.jetro.go.jp/services/si-support/
新しい事業を始めたものの、なかなか軌道に乗らずに困っているという美容室から相談を受けることがあります。
美容室が新事業に取り組む場合、下記の3つの面からその事業を検証してみることが必要です。重要なのは、取り組む前の構想・計画段階で検証することです。
1.販売面
既存(美容室)の顧客、販売ノウハウ、ブランドのイメージなどを生かすことができるか?
2.投資面
既存(美容室)の店舗施設、人材、商品などを生かすことができるか?
3.経営管理面
これまで培った経営管理方法を新規事業に生かすことができるか?
上記の3つは、簡単にいえば、本業である美容室の人・物・金・情報という経営資源を新事業においても生かすことができるかということです。本業の経営資源を新事業で共通利用できればシナジー(相乗)効果が期待できます。逆に共通利用の度合いが低い、もしくは全く利用できない場合は、事業リスクが高まります。
相談を受けてみると、経営資源の共通利用ができるにもかかわらず、その視点がないということがあります。たとえば、美容室を利用している既存客にアプローチできるのに、全く新しい顧客を一から獲得しようとするケースなどです。
ただ、重要なのは、前述したとおり構想・計画段階で上記の3つの面から新事業を検証し、是非を検討することです。実行後では修正が極めて難しくなってしまいます。
なかにはやめたほうがよかったのでは?と思うケースもあります。
新事業を考えている美容室は、構想・計画段階でご相談していただくことを強くおすすめします。私の場合、やめたほうがよいと判断した時は「やめたほうがいい」とはっきりと言っています。もちろん、実行後で撤退が適切な場合にもそうです。早期に決断して撤退しないと本業が危うくなることもあるからです。
こんばんは。コアコンサルティングの土田正憲です。
今日はお昼すぎまで中小企業大学校三条校で商業診断基礎研修の講義、その後は、事業計画の作成支援や来週予定されている訪問の準備でした。
さて、ここ数日、新潟では急に梅雨らしい天候となりました。ジメジメと蒸し暑く、雨も断続的に激しく降っています。
この時季、急に蒸し暑くなると7年前の水害を思い出します。あの時は大雨が降る前日に急に蒸し暑くなったからです。ちょっとしたトラウマですね。
それにしても地震に水害と、ここ数年、災害が非常に多く発生しています。
この点からみると、やはり企業としては、災害が起きる前にあらかじめ実際に起きた場合にどのような対応をするのかを計画する「事業継続計画(BCP)」の策定が必要だと実感します。災害は企業経営に対して直接的・間接的に影響を及ぼし、場合によっては事業が継続できないということがあるからです。
先日、中小企業庁から「中小企業の事業継続計画(BCP)災害対応事例からみるポイント」が公表されました。事例集ということから比較的わかりやすい内容となっていますので、まずはこれを参考にされることをおすすめします。
⇒ http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/antei/download/110531Bcp-Reserch.pdf
2011年6月10日 第75号
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こんにちは。コアコンサルティングの土田正憲です。
今、ある企業で経営革新の支援をしているのですが、この支援
を通じてあらためて大切だなあと思っていることがあります。
それは「ポジショニング」です。
そこで今日は、ポジショニングをテーマとして自店の差別化に
ついてお話ししたいと思います。
ポジショニングとは、市場における自社と競合他社との相対的
な位置づけを明確にするもので、差別化を図る際に使われます。
具体的には、2つの特徴的な基準をそれぞれ縦軸と横軸にとり、
自社と競合他社との位置関係を「ポジショニングマップ」とし
て感覚的に表現します。
↓このようなものです。
http://ccnslt.com/wp/?page_id=1190
(ページが表示されたら「ポジショニングマップの例1」をク
リックしてください)
ポジショニングにおいて重要であり、かつ難しいのが縦軸と横
軸にそれぞれどのような基準を設定するかということ。そのポ
イントは2つです。
まず1つ目のポイントは、顧客が重要ととらえる基準を選び、
その基準をもとに軸を設定することです。
2つ目は、縦軸と横軸はそれぞれ独立性の高い組み合わせにす
ることです。たとえば「価格」と「品質」という2つの基準を
設定した場合、その相関性の高さからポジショニングマップと
して表現してもあまり意味のないものとなってしまいます。
↓このような感じですね。
http://ccnslt.com/wp/?page_id=1190
(ページが表示されたら「ポジショニングマップの例2」をク
リックしてください)
なお、軸を設定する際の基準については、品揃え(美容室の場
合はメニューと店販商品の構成)、価格、サービス、顧客ニー
ズ、生活シーン、購買価値、店舗形態、店舗面積など様々なも
のがあげられますが、いずれにせよ顧客にとって「買う理由」
になることが大切です。
ポジショニングを実際に役立てるには、とにかく紙にポジショ
ニングマップを書いてみること。縦軸と横軸をとり、様々な基
準を設定して、何度も繰り返しポジショニングマップを作って
みることです。
感覚的なものなので、どうすればよいのか迷うこともあるかも
しれませんが、とにかく紙に書いてみる。こうすることで競合
他店の相対的な位置づけとともに、差別化の基準が見えてくる
はずです。
また、これはオーナーや店長が1人でやってもよいのですが、
ミーティングの場でスタッフと一緒になって作ることも有効で
す。自分1人では考えもしなかった基準が見つかったり、また
スタッフとしても自店の位置づけと、差別化を図ることの大切
さやその基準を知ることができるからです。
さあ、いかがでしょう?
さっそく紙とペンを用紙し、自店のポジショニングマップを作
ってみましょう。
━━━━ おつかれ! 今日のレッスンはここまで ━━━━
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│■編集後記
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明日は朝5時半からPTAのソフトボール練習があります。
運動オンチな私は正直ちょっとつらいけど、これも勉強だ、が
んばりますよ!
今日はお疲れ様でした。
次回もよろしくお願いします。
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こんにちは。新しいノートパソコンを買って、仕事に対するモ
チベーションが上がっているコアコンサルティングの土田正憲
です(昨日のブログをご覧ください)。
⇒ 昨日のブログ( http://ccnslt.com/wp/?p=1083 )
先月はお陰様でコンサルティングをはじめ研修講師や原稿執筆、
夜の飲み会!と充実した毎日を過ごせました。ありがとうござ
いました。
さて、今日の日経新聞に、産業界と大学が連携して事業承継の
対策に取り組み始めたという記事が載っていました。
事業承継については、これまでもこのメールマガジンや弊所の
ブログで何度かふれました。
⇒ 以前のメールマガジン
http://ccnslt.com/wp/?p=660
http://ccnslt.com/wp/?p=668
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企業が永続的に事業活動を行っていくためには円滑な事業承継
が欠かせません。しかしそれにもかかわらず、現在、日本の企
業の99.7%を占めている中小企業においては高齢化が進んでい
る一方で、事業承継が進んでいない状況となっています。この
ようなことから、国としては法律の改正や、事業承継の相談を
専門に受ける拠点の開設など様々な対策を講じています。
美容(室)業界も同様に、事業を継続させ、さらに成長・発展
させていくのであれば円滑な事業承継は不可欠です。しかし、
美容室のオーナーに事業承継の話をしてみると、事業承継は大
切だとわかっているものの、「目の前の仕事が忙しく、売り上
げを上げていくことで精一杯。事業承継はその後の話」「今は
まだ考える必要はない」というようなコメントが多く返ってく
るのが実際です。
?
■円滑な事業承継には対策が必要
昨年、ある美容室から「5年後、10年後の先が見えないんで
す。どうすればいいんでしょうか」という相談を受けました。
この美容室は複数の店舗を展開しているのですが、オーナーの
話によると、昨年、ご子息が海外に美容室を出店し、このまま
日本には戻ってこないだろう、ということでした。オーナーの
本心としてはご子息に後を継いでもらいたかったようですが、
そうならない方向に進んでいる状況を悩まれていたようです。
そこで私は、オーナーの考えを率直にご子息に伝えるようアド
バイスしました。結果的には海外に出店した店舗をグループ化
し、ご子息が後継者となることが決まりました。今後は国内と
海外の店舗運営を管理する体制の整備が必要となりますが、
オーナーはとてもスッキリされたようです。
事業を継続し、成長・発展させるための円滑な事業承継には対
策が必要です。この事例のように、後継者候補が決まっていな
いなど事業承継の対策がなされていないと、将来のビジョンが
描きにくくなりますし、また、もし後継者が決まらなければ、
廃業もしくは事業売却ということになってしまいます。
一般に「事業承継対策イコール相続に関わる税金と法律の対
策」と捉えられる節がありますが、当然ながら後継者を決めて
「経営者」として育てていくことが必要であり、重要な対策事
項となります。また、これにはある程度の時間がかかりますか
ら、早めに対策を打っていくことが肝要です。
このメルマガを読まれている美容室オーナー様、事業承継対策、
やっていますか?
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コアコンサルティングの土田正憲です。今日は午後から新規の支援先に訪問する予定となっています。
さて、閉塞感を感じてか、最近、新しい事業を始めようと考えている、もしくは始める美容室が増えているようです。
新しい事業を始める場合は、本業における経営資源を有効活用して相乗効果を発揮できるか、また、その新しい事業は長期的な視点でみて時流に合っているかを見極めることが必要です。しかしながら、その前にもっと重要なことがあります。それは、その新しい事業が自社の経営理念に沿っているかということです。この点をしっかりと押さえておかないと、長期的に何かしらの問題が生じる可能性があるのです。
企業を持続的に成長させるためにも新しい事業にチャレンジすることは大切です。しかし、その際は上記の点についてしっかりと押さえましょう。
おはようございます。コアコンサルティングの土田正憲です。新潟は今日も暑くなりそうです。
さて、先日、支援先の美容室が経営革新計画の承認を受けました。詳しい内容は書けませんが、この美容室は持続的な成長を実現するため、新たな取り組みにチャレンジすることになったのです。
中小企業新事業活動促進法では下記の4つの取り組みを経営革新としていますが、その際、自社の強みを生かして経営環境の変化から生じるビジネスチャンスを捉えることが肝要となります。
・新しい商品の開発や生産
・新サービスの開発や提供
・商品の新たな生産方式や販売方式の導入
・サービスの新たな提供方法の導入とその他の新たな事業活動
経営環境の変化が激しい現代、現状延長型の経営を行っていては衰退の道を辿ることになります。景気が悪くて業績が厳しいと嘆くのではなく、経営者は常に新たな取り組みにチャレンジし、自社の持続的な成長を図っていかなければなりません。物事には必ずプラスとマイナスの両面があるように、不景気だとしても見方を変えればプラスと捉えられることがあるのです。
最後に、支援者としてオーナーから「ありがとうございました」と感謝されると本当に嬉しいものですね。これからも誠意をもって企業支援に取り組んでいきたいと思います。
コアコンサルティングの土田正憲です。
支援先美容室のミーティングで、チーフから「自店は(サロンの)コンセプトがしっかりしているので自信につながっている」というコメントがありました。
この美容室は出店時からサロンコンセプトを明確にし、それに沿って店舗運営に取り組み、出店後4年目である現在も売上げを着実に伸ばしています。
わかっているようで意外とわかっていないのがサロンコンセプト。
実際、「サロンコンセプトとは具体的には何でしょうか?」という問いに即答できる美容室経営者は少ないし、だからなのか、サロンコンセプトが明確になっている美容室も少ない。
サロンコンセプトとは、誰に、どのような強みを活かして、何を提供していく美容室なのかということを簡潔に表現したもの。またこれは同時に、その美容室の市場内における事業領域を表しています。
美容室はサロンコンセプトを明確にすることでその特徴が明確になり、さらに、数多くある競合店との違いも明確になるのです。
いかがでしょう?貴店ではサロンコンセプトが明確になっていますか?