美容室の財務・会計 Archives
こんばんは。中小企業診断士の土田正憲です。
昨日からバタついている状態で、先ほどやっと少し落ち着きました。
バタつくなんて恥ずかしいかぎりです。スケジュール管理はもちろんですが、自分自身の能力アップを図っていかなければなりません。
さて、今日は午後、美容室の経営者団体で研修講師をさせていただきました。
テーマは財務です。全3回シリーズのうちの第1回目の今日は、決算書の仕組みから財務分析のやり方についてふれ、そこに美容室の特性や経営活動と決算書とのつながり、金融機関がどこに着目しているかなどの内容を織り込んでお話ししました。また、これに加えて、美容室の商売構造(フレームワーク)についても説明させていただきました。
いずれにしても、このような機会をいただき大変感謝しております。
第2回の予定は7月となっています。
ダイナミックかつ丁寧に臨みます。
今日は朝から仕事。
支援先企業の部門別損益計算書を作成し、経営改善の方策を検討しています。
以前にも書きましたが、複数の店舗や事業を運営している企業は、必ず部門別の損益計算書を作るべきです。どの部門が儲かっていて、逆にどの部門が儲かっていないのかを知ることは極めて重要なことです。
先月のこと。複数の店舗と事業を運営している美容室で営業赤字が続いているため弊所が部門別損益計算書を作成してみたところ、ある事業における営業赤字が浮き彫りになりました。
このように部門別損益計算書を作成すると「隠れた赤字」が浮き彫りになります。赤字の出どころがわかればしめたもの。改善に向けて手が打てます。
部門別損益計算書は会計事務所で作成してもらえます。ただし、気の利いた会計事務所であれば部門別損益計算書の作成をすすめると思いますが、ほとんどは申し出ないと作成しないでしょう。
繰り返します。
複数の店舗や事業を運営している企業は、必ず部門別の損益計算書を作りましょう。
今日、弊所より昨年分の支払調書を発送しました。あとは私の分が取引先から送られてくることを待つのみです。
さて、これに関連して、平成25年1月1日から復興特別税ということで源泉徴収の税率が10%から10.21%に変わっています。しかし、どうやらこのことを知らない方もいるようです。また、知っているけれどもうっかりという場合もあります。
経理を担当されている方は、くれぐれもご注意ください。
(参考)国税庁ホームページ
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/fukko/index.htm
こんばんは。コアコンサルティングの土田正憲です。
赤字が続いて資金繰りが厳しい。
このような美容室の支援案件が、しばしば私のところに来ます。
資金繰りを安定させるには、多くの場合、現在(直前期)の売上高と粗利率を前提として経費を削減し、損益の均衡を図る必要があります。
ポイントは、「現在(直前期)の売上高と粗利率を前提とする」ということ。このことをよく理解しなければ改善は望めません。しかし、経営者の立場としてはなかなか難しいこと。どうしても売上高を増やすことを優先してしまします。その気持ちはよくわかります。もちろん売上高を増やす取り組みも必要なのですが、その前に、まずは現在(直前期)の売上高と粗利率を前提として経費を削減することが重要なのです。
今日もそんなことを思いながら新規案件の財務分析をしていました。
お気軽にご相談ください。客観的な視点からアドバイスさせていただきます。
こんにちは。コアコンサルティングの土田正憲です。
午前中は、新潟市内の小売業チェーンの店長研修で講師をしてきました。今年初の講師の仕事。明日もありますので、がんばります。
さて、先ほどから減価償却不足を計算しています。
エクセルで自動計算するのですが、これがまた骨が折れます。
業績が悪化すると、減価償却費を減額したり、もしくは計上しないということが行われることがあります。もちろん、これは粉飾の1つです。
経営改善にあたっては、減価償却費の償却不足がないか、あればその額を算出し償却性資産から減額します。また、このほかの資産や負債なども必要に応じて修正を加え、実態の貸借対照表を作ります。
今、その真っ最中というわけです。
コアコンサルティングの土田正憲です。
昨日の懇親会では少し飲みすぎました。反省です。最近、仕事上で飲み会が多いので、健康管理に留意しなければなりません。
さて、今日は「経営自己診断システム」をご紹介します。
経営自己診断システムは、中小企業基盤整備機構が提供するサービスで、インターネットを介して財務分析ができます。
→ 経営自己診断システム( http://k-sindan.smrj.go.jp/ )
決算書の項目を入力すると、収益性、効率性、生産性、安全性、成長性などの総合診断結果が表示され、またこのほか、資金繰りについても診断することができます。
利用料は無料で登録も不要です。また企業名も入力する必要がありませんので、気軽に財務分析をすることができます。
人の体と同じように、美容室の経営も定期的に診断し、悪いところがあれば早めに対応することが大切。このシステムを使って、自サロンの財務分析をしてみましょう。