繰り返し学ぶ、孫子
2015/06/8 カテゴリ:コンサル日誌
午前中は図書館で調べ物。あるマーケティングデータを入手するため、しかも効率良く入手したいがために「民力」をあたってみました。しかしながら期待外れ。基本に戻って政府機関が提供している統計データを入手し、それを加工しました。
ほしい統計データはインターネットからほとんど入手できます。便利な世の中になったものですね。でも、お目当てのデータに到達するまでわかりにくいというのが玉に瑕。政府も統計データを広く活用してもらおうと努力しているようですが、まだまだ使いにくいというのが実際です。
さて、午後は、中小企業診断士協会の業務として中小企業再生支援協議会の会議に出席してきました。とはいえ、私は会長の代理で出席した専務理事の随行者ですが。まぁ、今年度の方針が確認できたことは収穫でした。
閑話休題。
ここ数日、「孫子」を読み直しています。
西郷南洲遺訓において、およそ世界の情勢を知るには春秋左氏伝の熟読と孫子を読むことと南洲翁は言っています。それは「孫子」が人の心理をついているからです。
独立してしばらくしたころ、私は「孫子」を繰り返し読み、お金を払ってその解釈や時代背景、そして仕事への活かし方について勉強しました。今日まで「孫子」のすごさを実感し、自分なりに活かしていたつもりです。しかし、ここ最近、何と言ったらよいのか、「孫子」に書かれていることが、あらためて私にとってこれからを生きるうえでとても大切で、しかも役に立つことだと心の底からジワーっとわいてくるのです。なぜか?それは、私の中の「孫子」の位置づけがわかったからでしょう。
最後に、私がおすすめするのは、講談社学術文庫から出ている浅野裕一氏が書いた「孫子」です。