東京の事業承継研究会に参加することの意義とは
中小企業において事業承継対策を考える際には、往々にして社長の交代だけでなく、社長の奥さんの承継についても考えていかなければなりません。それは、奥さんが会社の実質的な経理部長であり、また、社長の諫言大夫を担っている場合が多いからです。この点、意外と盲点になっているので注意が必要です。
話は変わり、先週の月曜日のこと。東京都中小企業診断士協会の事業承継研修会で勉強してきました。テーマは、弁護士による事業承継支援。講師は、幸村俊哉弁護士でした。幸村弁護士は、あの「事業承継ガイドライン」の検討委員だった方です。中小企業の事業承継の実態に詳しく、さらに「人」が承継の対象であることを前提に支援しているとうことに流石と言わざるを得ません。実は、昨年12月にも長野市内で行われた事業承継研修で幸村弁護士の講義を受けてきたのですが、今回はその時とは違った角度から事業承継についての話を聞くことができました。参加してよかったです。
ところで、東京の研究会に参加すると、よく「遠くから大変ですね」と言われます。しかし、私にとってはまったく大変ではなく、勉強させていただけることに感謝するのみです。それに、研究会での優秀な講師による話もさることながら、さまざまな人との出会いがあり、そこから得られる情報がとても有益なのです。お金には「生き金」と「死に金」があります。私にとって東京の研究会に参加することは「生き金」を使っているといことにほかなりません。これからも引き続き参加させていただきたいと思います。
さてと、事業承継の話はここまで。仕事に戻ります。