要注意!ゆでガエル現象
2007/11/5 カテゴリ:美容室の経営全般
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コアコンサルティングの土田正憲です。
今日は「ゆでガエル現象」についてお話します。
カエルは熱湯の入った桶に入れられると、ビックリして桶から飛び出す。しかし水の入った桶に入れられ、ゆっくりと水を温めると、桶から飛び出さず、いつに間にかカエルはゆで上がってしまう。
これは急激な環境変化には気づいても、ゆるやかな環境変化には気づきにくく、いつの間にか取り返しのつかない事態に陥ってしまうことを表し、「ゆでガエル現象」といわれています。
ゆでガエル現象は、しばしば企業の業績について語られます。
たとえば、自店の売上げが急激に減少すると、ビックリして対策を講じようとします。しかし、売上げの減少がわずかなものであれば対策を講じず(実際には後回しにする場合が多い)、いつの間にか取り返しがつかないほどに売上げが落ち込んでしまっている、ということです。
例)前年の年間売上高が4,000万円の美容室において、今年から前年対比98%(▲2%)で推移した場合、5年後の年間売上高は3,543万円にまで減少(▲457万円)してしまう。
▲月間売上高に換算すると対前年の減少額はわずか。
(3,543万円=4,000万円×98%×98%×98%×98%×98%×98%)
実際に、コンサルティングの現場においては、ゆでガエル現象のような状況に陥っている美容室も見受けられます。
「以前はもっと売上げがあったんだけどね・・・」と思っている美容室オーナーは要注意です!
◇ ゆでガエル現象に支配されないための3つのポイント ◇?
- 常に危機感を持つ。
- 自店の状況を客観的に見つめ、わずかな変化(客数の減少など)を見逃さない。
- 変化があれば、すぐに対策を講じる(絶対に後回しにしない)。
なお、上記3つのポイントの前提として、自店の実績をきちんと記録し、いつでもそれを参照できるような体制となっていることはいうまでもありません。
(イラストわんパグhttp://www.wanpug.com/)
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