2010年版中小企業白書が公表されました
2010/05/6 カテゴリ:美容室の経営戦略
こんにちは。中小企業診断士の美容室経営コンサルタント コアコンサルティングの土田正憲です。
今日は暑い!スーツだと暑くてたまりません。半袖で十分みたいです。
さて、今日は中小企業白書についてです。
先月27日、中小企業白書の2010年版が公表されました。
中小企業白書は中小企業の動向などをとりまとめたもので、法律にもとづき、年1回中小企業庁から公表されます。
今年の白書は、第2部に中小企業の更なる発展の方策として、少子高齢化時代の新事業展開について記されています。下記はそのポイントの一部をあげました。今後の美容室経営のあり方を検討するうえで参考になると思います。
・中小企業にとって少子高齢化の進展は、若年層の採用難など雇用問題の深刻化や、事業承継や技術承継の困難化が心配される。
・このような環境下において中小企業が更なる成長を遂げるためには、女性や高齢者をはじめ、より多様な人材を活用していく必要がある。そのためには、仕事と生活を両立(ワーク・ライフ・バランス)しながら働ける場を提供していくことが重要である。
・ワーク・ライフ・バランスへの取り組みが高い中小企業は、それが低い中小企業と比べて従業員の貢献意欲が高く、また、定着率や生産性が向上したと回答する経営者が多い(下の2つの図を参照)。
▲出典:中小企業庁「2010年版中小企業白書」
▲出典:中小企業庁「2010年版中小企業白書」
最後に、経営者は自分の業界に限らず、経営環境全体の動向を把握しておく必要があります。それには中小企業白書を読むことが最適です。ただ、かなりボリュームがありますので、まずは概要版を一読されることがよいでしょう。
■ 中小企業庁ホームページ「中小企業白書(2010年版)の公表について」
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/100426hakusyo.html