事業承継対策に早すぎるというものはありません
2013/01/26 カテゴリ:事業承継
今日は美容室の事業承継について。
オーナーは店を娘に継がせることを考えている。しかし、その時期は明確になっていない。というようりも、娘は東京で今美容師をしているから、戻ってきたらすぐに継げるという考えを持っている。
美容室を継ぐには「美容師としての技術」があればOKというものではありません。経営理念や経営ノウハウなど「経営そのもの」、そして、建物や株式などの「事業用資産」を承継する必要あります。当然これは一朝一夕にできず、ある程度の期間を要します。
一般的に事業承継には5~10年はかかるので、計画的に進めていくことが必要です。が、しかし、事業承継対策は重要とはわかっていても、緊急性が低いのでどうしても後回しになりがちになります。また、後継者候補が親族にいればまだしも、親族にいなければ親族外の人材やM&Aなども考えていかなければなりません。
繰り返しになりますが、事業承継には相当程度の期間が必要です。事業承継対策に早すぎるというものはないのです。