【コンサル日誌】孫子の兵法から学ぶべきことは多い
2008/03/1 カテゴリ:コンサル日誌
コアコンサルティングの土田です。
今日から3月がスタート。でも、私が住む長岡市では少し雪が
ちらつく寒い日でした。早く春になってほしいです。
話は変わって、私は昨年から「孫子の兵法」を勉強しているの
ですが、学ぶべきことがたくさんあり、興味が深まるばかりで
す。
この前、私がある美容室に伺ったときのこと、孫子の兵法に記
されているこの一文が頭に浮かんできました。
▼ここから▼
卒(そつ)を視(み)ること嬰児(えいじ)の如(ごと)し。
故(ゆえ)に、之(これ)と与(とも)に深き谿(たに)に赴
(おもむ)くべし。卒を視ること愛せし子の如し。故に、之と
与に死を倶(とも)にすべし。
厚くして使う能(あた)わず、愛して令する能わず、乱れて治
むる能わざるは、譬(たと)えば驕子(きょうし)の用うべか
らざるが若(ごと)し。
▲ここまで▲
これは、卒(兵士のこと)を自分の赤子のように大事にし、面
倒をみて育てれば、深い谷にも一緒に行けるようになる。卒の
ことを愛するわが子のように可愛がれば、ともに命を惜しまず
に戦うようになる。
しかし、卒を手厚く待遇するけれども使うことができなかった
り、わが子のように愛しているけれども命令することができず、
勝手に行動して組織の秩序を乱してもそれを止めることができ
ないようでは、わがままっ子のようになり、使いものにならな
くなってしまう、ということです。
孫子の兵法は紀元前から伝わる中国の有名な兵書です。もちろ
ん美容室経営は戦争ではありませんが、この一文は、オーナー
とスタッフの関係や、規律を整えてそれに厳しく従わせること
など美容室経営における様々なことについて、とても重要なこ
とを示唆していると思います。
以前にも「寛容と厳罰」についてのブログを書きましたが、孫子
の兵法から学ぶべきことはたくさんあります。