商品開発セミナーを受講してきました
2008/09/5 カテゴリ：コンサル日誌
コアコンサルティングの土田正憲です。
昨日は午後から「商品開発セミナー 販売最前線から見える”売れる”商品のヒント」を受講してきました。
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商品開発セミナー 「販売最前線から見える”売れる”商品のヒント」
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会場：三条・燕リサーチコア
主催：（財）にいがた産業創造機構
講演① テーマ：「今、流通が求めるもの（百貨店）
講師：株式会社三越 MD統括部
リビング統括プロジェクトリーダー 田中智子氏
講演② テーマ：「今、流通がもとめるもの（通販）」
講師：株式会社夢隊ファクトリー 代表取締役 北条規氏
講演③ テーマ：「今、流通がもとめるもの（テーマ店）」
講師：株式会社東急ハンズ 取締役執行役員新宿店店長 河野直輝氏
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講演①
三越の田中氏は、「誰にでも売れる」ものではなく、「誰に、どんな、いつ」が明確になっているものが大切、と強調されていました。
また、近年、百貨店におけるリビングは大変厳しい状況にあるものの、「日常的なもの」「ナチュラルなもの」は大変好調だそうです。具体例として、「箸」「水筒」「弁当箱」「土鍋」「包丁」「１人用のジューサー」「１人用のチェア」「無垢のテーブル」「ボディーケア用品（アロマ系）」などをあげられました。
さらに、成分や機能がどうのこうのというよりも、「ふんわり」とか「かわいい」など形容詞的に表現しているものがよく、できるだけ形容詞で区切って商品を陳列しているそうです。
講演②
つくり手の思いこみが強すぎると売れない、ということが印象的でした。いくらつくり手が「技術がよい」「いい製品だ」といっても、消費者が求めていないものは売れないそうです。
講演③
東急ハンズの河野氏は、これから売れるもののキーワードとして次の５つをあげられました。
１．自分を磨くもの
癒し（アロマなど）やビューティーなど体の内側からキレイになるもの
２．エコ・節約
弁当箱、水筒、ショッピングバッグ（デザイン系）
３．メイド・イン・ジャパン
安全・安心が重要
４．セキュリティ
個人情報保護に関する商品
５．補修
あるものを長く使う
また上記５つに加えて「デザインの重要性」を強調されていました。
ちなみに、プロの美容師が使う（美容院が使っている）シャンプーはとてもよく売れているそうです。
３名による講演を聴き終わってみると、百貨店・通販・テーマ店と業態は違えど、どれも東急ハンズの河野氏があげた「５つのキーワード＋デザインの重要性」に集約されるようです。
今回のセミナーは販売最前線に立つ方の貴重な話を聴くことができ、とても勉強になりました。
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