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美容室経営のコンサルティング
仕事と生活の調和を考えるシンポジウムに参加してきました

こんにちは。コアコンサルティングの土田正憲です。

師走入りして3日目。晴れの日が続いています。新潟は冬に雪が降ってこそ商売が成り立つものなのですが、正直、「このまま晴れの日が続いてほしい」と思う次第です。

話題を変えまして、過日、「仕事と生活の調和を考えるシンポジウム」に参加してきました。このシンポジウムはワーク・ライフ・バランスの実現をテーマに、事例発表と講演の2本立てで進められました。

仕事と生活の調和を考えるシンポジウム

事例を発表した株式会社第一印刷所(新潟市)さんは、少子化が進展する中で「育児応援・働きやすい環境プログラム」を策定し、年次有給休暇の促進や配偶者出産休暇3日間の付与(有給)など、仕事と家庭の両立支援を推進して、今年4月には次世代育成支援対策推進法に基づく認定を取得したそうです。

同社の注目すべき点は、人事課と一緒にポジティブアクション推進委員会(女性7名で構成)と職場活性化委員会で検討を重ね、「ボトムアップ型」でプログラムの取組目標を設定したことです。もちろん、このプログラムの策定に着手したのは経営トップの決断があってのことですが、「ボトムアップ型」で取組目標を設定したことは、社内への理解浸透や施策の利用促進などの面からも特筆すべきことだと思います。

一方、講演では、日本女子大学 人間社会学部教授であり「ワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議」委員の大沢真知子氏が講師を務められました。

大沢教授によれば「ワーク・ライフ・バランスとは何か」について、会社の中に個人が存在する構図が今まで社会であり、これに対し、個人の中に仕事や健康、学習・趣味、地域・社会活動、家庭生活が存在する構図がワーク・ライフ・バランスが実現された社会、ということです。

また、既婚・独身を問わず男女ともにワーク・ライフ・バランスが図られていると答える人は仕事への意欲が高く、生産性を上げる効果があるという内閣府の調査結果も出ているそうです。

はて、美容業の現状はどうだろうか・・・。

これは私が支援する美容室でのことですが、以前、中期経営計画の策定を進める中で、店長兼統括マネージャーが現場に立脚した意見として「家庭がうまくいかないと仕事はうまくいかない」と発言したことがあります。これはまさに仕事と家庭の両立、つまりワーク・ライフ・バランスの実現が求められているということなのでしょう。

美容室のほとんどは小規模企業であり、仕事と家庭の両立を支援する職場環境を整備するのは容易なことではありません。しかしながら、実際に現場から「家庭がうまくいかないと仕事はうまくいかない」というような発言があるということは、この対応を無視するわにはいきません。仕事と家庭の両立を支援し、スタッフの仕事に対する意欲を高め、それが結果として顧客満足の実現につながり、さらには収益の向上へとつながるようなカタチを構築することが必要だと思います。これをスタッフ満足の実現が顧客満足の実現につながるという観点から捉えるならば、仕事と家庭の両立、つまりワーク・ライフ・バランスの実現は、美容室におけるマーケティングの一つ(インターナル・マーケティング)なのです。
★参考サイト
・「美容室経営メルマガ講習会」第36号
  スタッフ満足の実現も美容室のマーケティングです
  ⇒ http://ccnslt.com/wp/?p=676
・「美容室経営メルマガ講習会」第37号
  内部顧客って
  ⇒ http://ccnslt.com/wp/?p=677

他方、ワーク・ライフ・バランスについては、昨年12月に政府、経済界、労働界により「ワーク・ライフ・バランス憲章」が策定され、官民一体となって推進されています。その一環として、最近では、仕事と家庭の両立支援を推進する中小企業に対応した施策も創設されています。正直いって、小規模企業である美容室には若干利用しにくい施策内容であることは否めませんが、仕事と家庭の両立を支援する職場環境を整備する際には、これら施策の利用も一つの有効な手段です。

★参考サイト
中小企業子育て支援助成金
http://j-net21.smrj.go.jp/know/guideBook/entry/20081125-16.html
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 コメント

  1. 竜崎昇の情報刊

    はじめまして、竜崎と申します、よろしくお願いいたします。
     美容室のコンサルで、ワーク・ライフ・バランスをとりあげるのは流石だと思います。質の高い労働力をどう確保できるかが、サロンの生き残りの鍵になる中で、この課題を取り上げる事は、先に行って、意味を持ってくると思われます。業界は今、ますます厳しい環境の中に向かって進んでいると思います、メーカー、ディーラー、サロンの各段階で供給過多がもたらすひずみが、それぞれの経営環境を更に厳しいものにしていると思います。サロンさんをスタートに適正数にあったビジネスが出来ることが、中長期的に必要なことだと思っております。

  2. 土田正憲

    竜崎様

    コアコンサルティングの土田です。コメントありがとうございます。

    ワーク・ライフ・バランスの実現は、今後、その重要性を増してくると思います。何しろ人・物・金・情報といわれる経営資源の中で、最も重要なのが「人」ですからね。

    今後ともよろしくお願いいたします。


 

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