美容室のマーケティング Archives
コアコンサルティングの土田正憲です。
顧問先美容室が経営革新計画の承認申請を行うことになりました。年明けから計画作成の支援がスタートします。
→ 経営革新計画の承認について詳しくはこちら
さて、今日はBGMについてお話します。
貴サロンではBGMをどのように選んでいますか?
内外装のデザインや調度品などはこだわっているにもかかわらず、BGMについては特にこだわりがないというサロンをしばしば見受けます。
サロンにとってBGMは雰囲気を演出し、イメージを形成する重要なマーケティング要素です。ターゲット顧客とサロンコンセプトに合ったBGMを選びましょう。
コアコンサルティングの土田正憲です。
昨日は地域力連携拠点のコーディネーター業務を終えた後、支援先美容室に訪問。スタッフミーティングに参加し、年間計画の実行管理について指導してきました。
ところで、私の娘が通う中学校では、学校における今日の出来事や明日の予定、生徒への配布物などの情報を、毎日、携帯メールで配信しています。下の文章は一昨日配信されたメールの内容です。
【ここから】————————————————
◆本日、1年生が総合学習で職業講話を行いました。ハローワークの方に来ていただき、働くことについての話をしていただきました。1年生は12月に職業見学を行います。今後、今日の講話を生かしながら職業学習を進めていきます。◆明日は火曜授業で、朝、国語の基礎テストを行います。放課後は常任委員会があります。スクールバス1便は16:40です。
【ここまで】————————————————
見てのとおりシンプルな内容ですが、娘が中学校でどんなことをやっているのかがわかるため、親としては大変助かります。また、定期的に情報が届くことから、緩やかながら学校との「つながり感」を覚えます。
さて、これは中学校のことですが、メールの内容と文章表現はさておき、情報を定期的に発信することによって「つながり感」を醸成することに関しては、美容室においても参考になる例だと思います。
もちろん、学校から親に配信する場合とは違って、お客様に対して携帯メールを毎日送れば迷惑になりますから、それは出来ませんが、ブログにかえて情報を発信することはなら問題なくできるはずです。
こんにちは。コアコンサルティングの土田正憲です。
師走入りして3日目。晴れの日が続いています。新潟は冬に雪が降ってこそ商売が成り立つものなのですが、正直、「このまま晴れの日が続いてほしい」と思う次第です。
話題を変えまして、過日、「仕事と生活の調和を考えるシンポジウム」に参加してきました。このシンポジウムはワーク・ライフ・バランスの実現をテーマに、事例発表と講演の2本立てで進められました。
事例を発表した株式会社第一印刷所(新潟市)さんは、少子化が進展する中で「育児応援・働きやすい環境プログラム」を策定し、年次有給休暇の促進や配偶者出産休暇3日間の付与(有給)など、仕事と家庭の両立支援を推進して、今年4月には次世代育成支援対策推進法に基づく認定を取得したそうです。
同社の注目すべき点は、人事課と一緒にポジティブアクション推進委員会(女性7名で構成)と職場活性化委員会で検討を重ね、「ボトムアップ型」でプログラムの取組目標を設定したことです。もちろん、このプログラムの策定に着手したのは経営トップの決断があってのことですが、「ボトムアップ型」で取組目標を設定したことは、社内への理解浸透や施策の利用促進などの面からも特筆すべきことだと思います。
一方、講演では、日本女子大学 人間社会学部教授であり「ワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議」委員の大沢真知子氏が講師を務められました。
大沢教授によれば「ワーク・ライフ・バランスとは何か」について、会社の中に個人が存在する構図が今まで社会であり、これに対し、個人の中に仕事や健康、学習・趣味、地域・社会活動、家庭生活が存在する構図がワーク・ライフ・バランスが実現された社会、ということです。
また、既婚・独身を問わず男女ともにワーク・ライフ・バランスが図られていると答える人は仕事への意欲が高く、生産性を上げる効果があるという内閣府の調査結果も出ているそうです。
はて、美容業の現状はどうだろうか・・・。
これは私が支援する美容室でのことですが、以前、中期経営計画の策定を進める中で、店長兼統括マネージャーが現場に立脚した意見として「家庭がうまくいかないと仕事はうまくいかない」と発言したことがあります。これはまさに仕事と家庭の両立、つまりワーク・ライフ・バランスの実現が求められているということなのでしょう。
美容室のほとんどは小規模企業であり、仕事と家庭の両立を支援する職場環境を整備するのは容易なことではありません。しかしながら、実際に現場から「家庭がうまくいかないと仕事はうまくいかない」というような発言があるということは、この対応を無視するわにはいきません。仕事と家庭の両立を支援し、スタッフの仕事に対する意欲を高め、それが結果として顧客満足の実現につながり、さらには収益の向上へとつながるようなカタチを構築することが必要だと思います。これをスタッフ満足の実現が顧客満足の実現につながるという観点から捉えるならば、仕事と家庭の両立、つまりワーク・ライフ・バランスの実現は、美容室におけるマーケティングの一つ(インターナル・マーケティング)なのです。
★参考サイト
・「美容室経営メルマガ講習会」第36号
スタッフ満足の実現も美容室のマーケティングです
⇒ http://ccnslt.com/wp/?p=676
・「美容室経営メルマガ講習会」第37号
内部顧客って
⇒ http://ccnslt.com/wp/?p=677
他方、ワーク・ライフ・バランスについては、昨年12月に政府、経済界、労働界により「ワーク・ライフ・バランス憲章」が策定され、官民一体となって推進されています。その一環として、最近では、仕事と家庭の両立支援を推進する中小企業に対応した施策も創設されています。正直いって、小規模企業である美容室には若干利用しにくい施策内容であることは否めませんが、仕事と家庭の両立を支援する職場環境を整備する際には、これら施策の利用も一つの有効な手段です。
★参考サイト
中小企業子育て支援助成金
http://j-net21.smrj.go.jp/know/guideBook/entry/20081125-16.html
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こんにちは、コアコンサルティングの土田正憲です。
一昨日、とある美容室の店頭に置かれていたフライヤーを1枚いただいてきました。
手づくりで、A5サイズの白い紙に白黒コピーで印刷したシンプルなフライヤーでしたが、「梅雨時の湿気で髪が決まらない」という悩みに対応して縮毛矯正を訴求しており、季節によって変化するお客さまのニーズをしっかりと捉えた内容となっていました。
お客さまのニーズは季節によって変化します。このニーズの変化に対応したメニューや商品をタイミングよく訴求・提供することは販売促進の基本中の基本。何よりもお客さまに喜ばれるのです。
貴サロンでは季節によって変化するお客さまのニーズに対応できていますか?
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こんばんは、コアコンサルティングの土田正憲です。
下の写真はキリン「ZERO」です。「このZERO、発泡酒で一番低
カロリー」というコピーが、メタボリックシンドロームを気に
する私の心を揺さぶりました。
▲キリン「ZERO」
▲アルコール分は3%
ご存知の方も多いと思いますが、今年4月から特定検診制度が
スタートします。この検診制度は、糖尿病や高脂血症などの生
活習慣病の発病や重病化を予防することを目的として、メタボ
リックシンドロームに着目しています。消費者の健康志向はま
すます高まることでしょうね。
最近では消費者の健康志向の高まりを受けて、キリン「ZERO」
だけでなく、他のビールメーカーからもカロリーや糖分を抑え
た商品が発売されています。私のように、メタボは気になるけ
ど好きなお酒は飲みたい、という人にとっては、つい手が出て
しまう商品ですよね。ちなみに、糖尿病の母もカロリーや糖分
を抑えた発泡酒を愛飲しているようです。
業種は違えど、消費者の健康志向の高まりを受けた商品開発と
いう点は、美容室のマーケティングにおいても参考になります。
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